2010年6月21日月曜日

災難続きの今回の海外出張

アメリカへ再び海外出張。今回は同僚を入れて3人での出張だ。移動日の今日、色々な意味で最悪だった。


まず成田空港からシカゴ空港へ。自分座席についたら、何故か足下に大きなバッグがおいてある。隣の女性を見るとやたらと大きい手荷物を抱えながら座っている。

「まさか隣の女性が、持ちきれない手荷物を勝手に僕の座席の前のスペースにおいたのか?」

取り除いてもらうべくお願いをしようとスチュワーデスの呼び出しボタンを押すがなかなか来ない。今考えるとこのあたりがケチのつきはじめだったのかも知れない。ようやく来た女性スタッフの人が、誰の者かを調べてくれて、結局、僕の座席の前に座っていた人が犯人だということが分かった。座席の下は自分のストレージスペースだと思っていたらしい。

さて、その後シカゴ空港まで10時間強のフライト。到着後、シカゴ空港にて入国審査へ。ここで膨大な旅行者が行列をなしていた。私の人生の中でここまで溢れた行列は過去に見た記憶がない。審査官の窓口にたどり着くまで、なんと2時間半もかかった。多くの人が、シカゴ空港を経由して異なる目的地に向かうからだろう、みんな一様に、現場に一人だけいた女性係員に質問を集中させていた。

「コネクションフライトに間に合わないんですが、なんとかしてもらえませんか?」

ところが、そこへ彼女の同僚の係員が登場。

登場した係員「みなさーん、こちらはベストを尽くしています。コネクションフライトのために特別に処理をするということはしませんから、頼むから、彼女に同じ質問をして困らせないで下さい。次に同じような質問を彼女にしたら、罰として最後尾に並ばせます!」

との発言。そこに並ぶ誰もが唖然・・・。

「困らされているのはこっちだ!!」

と誰もが叫びたかったに違いない。実際、一人が行列を飛び越して最前列まで来て、係員に「なんとかしてくれないか」と主張していたが、むげな態度で対応され、最後は、最後尾に連れて行かれていた。

結局、誰もがそれ以上刃向かう勇気もなく気長に行列にならび続けるしかなかった。さて、自身もシカゴ空港からグランドラピッズ空港へ飛ぶための接続便をつかまえる必要があった。が、当然のごとく、2時間以上もあった貯金もなくなり、結局フライトを逃してしまった。

仕方なく、同僚2人とともに次の便の予約をしに、United Airのカウンターへむかった。シカゴ空港に到着したのが現地時間の午後2時で、既にこの時点で午後5時半をまわっていた。カウンターの女性は、1時間後と5時間後にグランドラピッズにむかうフライトがある、と言う。しかし、いずれもキャンセル待ち。さらに彼女が言うには、

「この2つのフライトに乗れなかった場合は、シカゴに宿泊していただきます」

とのこと。なんのこっちゃ。

そして、時計の針が6時を指す。「XXXさーん」「XXXさーん」と次々にキャンセル待ちの客が呼ばれる。ギリギリ最後の方になって、同僚2人の名前が呼ばれた。まさか・・・とは思ったが、なんと、呼び出しはそこで終わり。そう、私だけ置いてきぼりを食うハメになったのだ。


結局、そこからさらに5時間近くを空港で過ごした。その日の最後のグランドラピッズ行きは、夜10時20分のフライトだった。が、このフライトは何とかつかまえることができた。このフライトでは、出発が30分遅延するというトラブルに見舞われたが、これまでのトラブルを考えたら誤差の範囲で、もう、起こる気力も悲しむ気力もなかった。

なんとか歯を食いしばって、グランドラピッズ空港へ到着。時計の針は夜の12:30。ホテルには朝の1:00に到着した。


さて、明日(?)の朝は7:30半にホテルを出発して客先にむかわなければならない。初日のスタートがこんなだと先が思いやられる。何かの前兆だろうか。

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