日経コンピュータのような見出しだ。職業柄、今回の内容は非常に役に立つ。昨今、起きたITシステム大規模障害の総括のようなものだが、これだけ技術が発達した今にいたっても、システムは止まる、すごく止まる、そして、社会にものすごい影響を与えていることが分かる。
とりわけ目を引いたのが、「さくらクラウド」の障害事例。今はやりのクラウドコンピューティング(自分のパソコンの中にではなく、インターネットの向こうに必要な情報やツールが全ておいてあるような便利な技術)というやつだが、さくらインターネットのそれが原因不明のシステム障害に悩まされているという。
世間ではなにかと「なに!?自社でシステム障害? ならクラウドサービスだ!」と騒ぎがちだが、自社で持つシステムを外に出したからといって、全てのリスクが解決するわけではないよ、といういい例だ。
それにしても、この事例でさらに驚くのは、1ヶ月近く立つ今(4月17日現在)にいたっても、障害が解決されていないという事実だ。いまだにシステムのパフォーマンス低下が発生し、顧客へのサービスに支障をきたしているという。
ここまで悲惨なケースは、なかなか聞いたことがない。
しかし、サービスを提供する側も、利用する我々の側も、明日は我が身だ、ということを忘れていはいけないと思う。
これを教訓にせねば。
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