2012年4月10日火曜日

運命の人 in 渦中のひと

日経ビジネス2012年4月9日号を読んだ。

気がついて見れば一番時間をかけて読んでいたのは「渦中のひと」でとりあげられている西山太吉(たきち)氏の記事。西山太吉氏は、あの山崎豊子氏が書いた「運命の人」のモデルになった人とのこと。実際の事件は、西山事件というそうだ。

『沖縄問題の解決どころか、日米安保はますます「深化」していくのです。』

インタビュー記事の中で特に印象的だった発言だ。

「運命の人」を読み終わった時も、正直、そのような感想を持った。西山事件から40年経った今も事態は変わっていない、いや、それどころかむしろ悪くなっている。沖縄返還問題は相変わらず、日米の政策の具として使われ続けている。

ちなみに同記事の中で笑えた”くだり”がある。

『まず言っておきたいのは、ドラマが嘘っぱちだということ。あれはマンガだね。』

わたしは逆にテレビドラマを見ていないのでなんとも言えないのだが、氏のこの発言を聞くにつけ、テレビドラマを見て少しでも興味を持った人は、きっと原作を読んでみた方が良いのではないかな、と思った。

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