2013年7月26日金曜日

韓国出張紀

2013年7月20日(土)から22日(月)まで、韓国はソウルへ出張してきた。隙間時間を使って韓国文化を楽しむことができたので、その一部始終をここに記録しておく。

2013年7月20日(土)


20日の夕方7時頃にソウルしないに到着。ホテルのカウンターで韓国居酒屋を紹介してもらい、そこへ足を運んだ。かなり地元チックな雰囲気で、圧倒的に地元民・・・それも若者が多かった。一応、日本人も来るらしく、日本語メニューなどおいてあったが、だいぶ手抜きで、韓国語版メニューの半分も載っていない。

店の雰囲気は独特で、私は同僚と2階席へ通された。壁という壁、机という机に、落書きや紙がたっくさん貼られている。これも装飾の一部と化していた。

笑ったのは、オーダーボタンを押すと、窓(写真参照)から顔を覗かせてオーダーをとりにくるというところ。1階から我々を見上げるようにして、窓越しにオーダーをとる。もちろん、頼んだお皿なども、窓越しに受け渡しをした。

ホテルでこのお店を紹介してくれた人が、「一皿がでかいから気
をつけてくださいね」といっていたが、本当にそうだった。チヂミ(写真では切れているが)を頼んだのだが、ピザのラージサイズと同等かそれよりもひとまわり大きく感じた。

また、マッコリは、韓国らしくヤカン・・・で出てきた。やや甘めで、すいすい飲めてしまう。やっぱり、地元の食べ物は地元の飲み物と食べねば!

でかいのはチヂミだけじゃない。頼むものすべてがでかい。韓国風卵焼きを頼んだら、とてつもなくでかい卵焼きが出てきた。写真に写った瓶ビール(500m)と比較してもらえれば、その大きさが少しは伝わるかもしれない。

いったい卵なんこ使ってつくったんだか、聞いてみりゃよかった。

なお、2人で結局オーダーしたのは、瓶ビール500mを2本、チヂミ一皿、韓国風卵焼き一皿、マッコリ1ヤカン(?)・・・で、合計約一人あたり2000円ちょっとだった。安いぜ韓国!

2013年7月21日(日)

前夜のうちに、ホテルのカウンターで「DMZツアーに行きたいんだけど・・・」と相談してみたら、その場ですぐにアレンジしてくれた。 なお、DMZツアーとは、北朝鮮と韓国との国境付近にある紛争防止を目的に設置された非武装地帯のこと。

DMZツアーにもいろいろあるらしく、1950年6月25日に勃発した朝鮮戦争の死者を慰霊する場所めぐりや、北朝鮮が韓国を攻めるために密かに掘り続けたトンネルを見学するツアー、北朝鮮と韓国との接点にある板門店ツアー(これは3日前に申し込まないと参加できないとのこと)など。

我々は、無難なツアーにした。朝7時半にホテルに迎えに来てくれる。日本人には日本後ができる専用のガイドがついてくる。この車で、他の観光客との集合場所まで移動し、そこで大きなバスに乗り換える。

ちなみに料金は、昼飯抜きで4000円ちょっと・・・だったと思う。入れると5000円強。
1950年6月25日・・・北朝鮮が突如侵攻を開始した。北朝鮮と韓国との戦争で、多くの戦死者(約200万人・・・などとも言われている)を出した。

非武装地帯に入れないように有刺鉄線が張り巡らされている。この有刺鉄線、お土産にもなっているのには、ちょっと笑った。ベルリンの壁の破片がお土産になっているのと一緒。

ちなみに、DMZでしか手に入らないお土産は、有刺鉄線、北朝鮮でつくっている大豆チョコレートやライスワインをはじめとするお酒類・・・だそう。

DMZ!!と大きくかかれたTシャツなども売っていたが・・・さすがに・・・それは・・・ねぇ。

北朝鮮が韓国領土に向かって密かに掘り進めたというトンネルも見てきた。これがすごい。何が凄いって、観光客にやさしくない環境がだ。トンネルは、かなり急な下り坂を何百メートルも突き進む。いや、降りるのはいいが、これ・・・まさか、帰りは登ってくるの・・・?? と、一瞬、ぎょっとするような感じだ。

ひたすら歩いて、トンネルにたどりつくと、そこからは北朝鮮との境・・・今は危険防止のため、大きな壁が設置されている・・・まで、身をかがめながら(トンネルの高さはだいたい160センチ~175センチといった感じ)突き進む。ヘルメットはマストだが、「いてっ!」という叫び声があちらこちらから聞こえてきた。

ちなみに写真撮影禁止なので、トンネルの写真はなし。

ツアー最後は、都羅山駅(どらさんえき)。ここは、北朝鮮と韓国をつなぐ列車・・・の韓国側の出発点として儲けられた駅。

とても立派な駅だが、北朝鮮と韓国の間がぎくしゃくしているせいもあってか、いまは運行されていない。

見学できるが、プラットフォームを見学したい場合は、500ウォン(約50円)払えばできる・・・。プラットフォームなんてみたって・・・みたいな想いがあったので私は見に行かなかった。

Not the last station from the South, But the first station toward the North (南からの最終終着駅ではなく、北へ向かう最初の駅である)

ソウルまで56Km、平壌まで205Km と書かれていた。

その後、韓国人の友人Yootaekと、MBA卒業(2006年)以来7年ぶりに再会した。ブルゴギが食べたい!って行ったら、有名なお店に連れて行ってくれた。いつも日本では、できあがったブルゴギを食べてたが、こんなふうにその場で料理しながら食べるのは初めて。いくらでも食べれそうなくらいのうまさだった。それでいて値段はリーズナブル。たぶん、1人あたり3000円弱だったように思う。

持つべきものは友達だぜ!
この日の夜は、ちょうど東アジアカップの日本 vs. 中国戦をやっていたので、同僚が事前にチケットをとっておいた。

Yootaekが、市内から数十キロ離れた華城競技場(ソウル)まで、車で送ってくれた! またまたラッキー!
さらにラッキーなこと?・・・にがらがら。約3000円で入手したチケットの指定席の場所は、前から7列目。サッカー専用の競技場なので、フィールドと観客席の間に陸上競技のトラックなどはなく、選手が目の前に見える。

なお、この日、日本は3対3で引き分けた。6点ものゴールをみれたのは嬉しかったが、日本、点とられすぎだぜ。

2013年7月22日(月)

この日は、目一杯仕事が詰まっていたため、特に大きな動きはなし。お客様にお昼(中華料理)をごちそうになったが、そのときに面白いことを教えてくれた。

この日出てきたお皿に、じゃーじゃーチャーハンというものがあったが、これは中華料理だが、中国にはない韓国独自のメニューとのこと。天津飯が本当は中国(天津)にはなく、日本特有のメニューだ・・・というのと同じようなものだ。

どこの国も似たようなことやってますな。

出張記といいながら、完全にツアーばかりの話になったが、まぁ、仕事のことは情報セキュリティ上、かけないことが多いので、こんなもんかな。機会があれば、次回はぜひ板門店に行ってみたい。

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