自分はPodcastやラジオ、音楽などを移動中に聞くことが多いからヘッドセットは必需品だ。ただ、ヘッドセットの種類にこだわり始めた一番のきっかけは、iPhone用(5s)のケースをフリップ型(下図参照)のものに変えたこと。このフリップ型を採用したのはつい最近だが、これが割と便利。カード2~3枚程度なら入れておけるから、いちいち、改札をとおるときにポケットから財布を出さなくても、フリップケースのついたスマフォを手に持っておけば、かざすだけで簡単に通過できる。もちろん、iPhoneを損傷から守ることにもつながる。また、机の上に、見やすい角度で立てることもできる。他方、唯一の難点が、裸の状態のときに比べ、通話がしにくくなること。ケースをいちち開いて手に持って話すことになるので、この動作がなかなか面倒くさい。
そこでひらめいた。そう、ワイヤレスヘッドセットだ。それもブルートゥース型。ワイヤレスなら、スマフォを持ち帰るときやポケットから出すときにケーブルの絡みを気にすることから解放される。さらに、ヘッドセットの仕様によっては、着信したときに、フリップカバーすら開かずにヘッドセットについたボタンを軽く押すだけで、通話を開始できるのだ。
そこで調べに調べた。自分のニーズにマッチしたモノはないかと。そこでたどり着いたのが、Platronics社のBackBeat Go2という製品。ソニー製など他の製品をみまくったが、この製品が一番シンプルで、操作性も良さそう・・・そう結論づけた(※わたしは別にPlatronics社のまわし者ではござんせん)。
早速、注文。先日、届いたので使ってみた。
ひと言で言うと、とても満足。ケーブルが絡む煩わしさから解放され、携帯電話を持ちながら話す手間から解放され、その結果として、フリップ型カバーをつけたスマフォのデメリットから解放された。右耳のイヤフォンの下に小さいコントローラーがついているが、そこにマイクがついているようで、フリーハンドで話す際にも、そこで声を拾ってくれる。ビジネスシーンで使ってみたが、十分に耐えられるクオリティだ。8台まで登録が可能で、わたしは主としてスマフォとPCに接続して使っているが、接続・切り替えも極めて簡単だ。なんで、早くこのタイプの製品に気が回らなかったと、後悔しているほどだ。
難点を言えば、音質とバッテリー。音質は、やや安めのケーブルタイプのヘッドセットといった感がある。音が軽い。音楽を純粋に音で楽しみたい人には厳しいだろう。なお、私は音楽もラジオも聞いているが、そこまであまり気にならない。また、バッテリーだが、USBなので、簡単に充電できるが、サイズを小さめに抑えるために充電量を犠牲にしているようだ。最大4.5時間。
念のため、メリット・デメリットをもう一度、以下にまとめておく。
【メリット】
・ケーブルが絡む煩わしさから解放される(ケーブルが短く収まり、かつ、携帯電話とつなぐ必要がなくなるため)
・完全フリーハンドで通話ができる
・一般的なUSBケーブルを使っての充電なので、わりと簡単に充電ができる
・フリップ型スマフォケースのデメリットを除去してくれる
【デメリット】
・バッテリーの持ちがやや悪い
・音質がやや悪い
====充電ケーブルもナイス====
使ってみて2週間近くが経過。やはりバッテリーがもう少し持ってくれると嬉しい(まぁ、許せる程度ではあるが)。また、同梱の充電ケーブルがわりと便利だということに気がついた。写真のように、イヤフォンとスマフォの充電を一緒にできるようなUSBソケットになっている。(2013年11月4日追記)