2013年10月14日月曜日

コーポレートガバナンスの強化がイノベーションを生み出す!?


2013年10月7日号
ソフトバンクが徹底的にこだわっているのは、「社員と全く同じ環境を体験してもらうこと」。学生には社員と同じように社員証や業務用のタブレットを配布し、営業部門に配属された学生には名刺を持たせて企業訪問にも同行してもらう。経営層が集まる会議に参加し、議事録をまとめた学生の1人は「僕がこんなところにいてよかったのでしょうか」という感想を漏らしたほどだ。(企業と学生のシューカツ革命-1 ”3年いないの退職を絶つ”より)

感想)
やっぱりそこに行き着くかぁ~という想い。我が社も若手社員の雇用を検討中だが、会社を知ってもらうためにはどうしたらいいだろう、採用される側と採用する側のギャップを埋めるためにはどうしたらいいだろう・・・と考えている。同じようなことを考えたが「同行させてもワケがわからないだろう」とか「お客様の印象が悪くなるかもしれない」など、できなり理由ばかりが頭をもたげていたが、こういった事例を聞くにつけ、見習わなきゃイケナイ部分もあるなと強く思った次第。


2013年10月14日号

インターネット上で、米ハーバード大学や米マサチューセッツ工科大学(MIT)など、世界の著名大学の講義を配信している「エデックス」によって、ホセインさんの「お茶の間留学」は可能になった(ネット講義配信の衝撃より)

感想)
このエデックスは、MOOC(ムーク)と呼ばれるウェブサイト上での無料講義配信の1つらしい。ネット環境さえあれば、どこからでも受講できるとある。純粋に興味がわいた。ぜひ受講してみたい。


なぜイノベーティブな経営者が企業の中から出てこないのか。それはコーポレートガバナンス(企業統治)が機能していないからです。(オリックス宮内義彦の経営教室より)

感想)
コーポレートガバナンスが強いと、規則ばかりが先行し、企業としての効果的・効率的な動きが抑制され、イノベーティブな動きにつながらない・・・という印象が強かったので、この宮内CEOの発言が新鮮で目にとまった。宮内氏曰く、日本の経営者はプレッシャーが少ない、というのである。プレッシャーが少ないから、「何かを生み出さなければならない」という想いが生まれにくく、結果的に競争力を失っていく・・・というストーリーだ。でも、どうだろうか。たとえばGoogleは、週のうちの2割を自分の好きなことにつかっていいという20%ルール(今はもう有名無実化しているらしいが、少なくとも、以前はこれでイノベーティブな発想をしていたのは事実だ)は、これとは逆の発想だ。やはり結局は程度の問題ではなかろうか。適度のプレッシャーと適度のゆとりと・・・。スポーツの世界でも、ビジネスの世界でも、その両方があって初めて、イノベーティブな動きができるのではなかろうか。

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