2015年6月15日月曜日

勝つ人と負ける人との差

以下の2つの会社が対照的だ。

●牛タン専門店・ねぎし(ねぎしフードサービス)
●うどんミュージアム(一班財団法人うどんミュージアム)


ねぎしフードサービスは、カンブリア宮殿で見た。過去の反省から、人材育成が全てのカギととらえた根岸社長。出店ペースがどんなに遅くても(34年間で34店舗のペース)、人材育成を妥協しないで成長してきた。

うどんミュージアムは、日経ビジネス(2015年6月15日号)の“敗軍の将”で見た。アイデアは斬新で、最初の一店舗目の出だしは堅調。立ち上がったことを見届け、開店の4ヶ月後には新規事業活動で海外へ。その間、店が混乱し立ちゆかなくなったとある。挙げ句の果てに店の売上金を持ち逃げする社員まで現れだした、とも。

これは外食事業における話だが、つまるところ、人材育成が大事なのはどの業界も同じだ。なぜって、会う人会う人、みんな「うちは人が大事だよね」と言うから。

上記2社の結果の差は当たり前のように見えるが、だからといって、ねぎし社長のように「君の会社は、人材育成に一切の妥協をしていないでやっているか!?」と問われれば、果たして、胸をはって「はい」と答えられそうにない。

気づくことや感心することなら誰にでもできる。だが、アクションにうつせる人は一握りだ。そしてそれが勝つ人と負ける人との差なのだろう。

0 件のコメント:

書評: 3 行で撃つ <善く、生きる>ための文章塾

  「文章がうまくなりたけりゃ、常套句を使うのをやめろ」 どこかで聞いたようなフレーズ。自分のメモ帳をパラパラとめくる。あったあった。約一年前にニューズ・ウィークで読んだ「元CIAスパイに学ぶ最高のライティング技法※1」。そこに掲載されていた「うまい文章のシンプルな原則」という記...