2010年8月21日土曜日

イスラム教・イン・アメリカ(続)

昨日、CNNで興味深いニュースをやっていたので取り上げておきたい。

さて、ここで質問。


「オバマ大統領の宗教は何だと思うか?」






仏教?・・・






イスラム教?・・・







そう、正解はキリスト教である。







では、次の質問。


「アメリカではこれまでイスラム教徒の大統領を持ったことがあるか?」







答えは、否である。






何をいいたいんだ? 当たり前の話をして・・・と言われるかも知れない。





CNNが「オバマ大統領は何教徒だと思うか?」というアンケート調査を国内で行ったところ、

イスラム教徒と回答した人・・・18%
キリスト教徒と回答した人・・・34%

だったそうだ。つまり、5人に1人が”オバマ大統領はイスラム教徒である”と誤解しているのである。では、何でそんな誤解が生まれたのか? 

CNN曰くメディアの影響が一番の要因であるとのこと。

たとえば、インターネットで「The president Obama is Muslim(オバマはイスラム教徒である)」というフレーズで検索をかけると、なんと約1,500万件もの記事がヒットする。有名な動画サイトのYouTube(ユーチューブ)でも、誤解を招く映像が編集されて公開されているとのことだ。

さらに興味深いのは、Time Magazineで、より詳しい意識調査をやっており、以下のような回答が得られたことだ。

イスラム教徒は、最高裁判官に不適任である・・・28%
イスラム教徒は、大統領選挙への参加を許されるべきでない・・・32%
イスラム教徒は、愛国心あるアメリカ人ではない・・・25%

この調査結果といい、「グラウンドゼロの近くにイスラム教センターを建設する」ことについての論争といい、911のテロ事件は、アメリカ人に暗い影を落としているようだ。

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