今月号(2012年7月9日号)の事例は、富士通やファーストサーバのデータセンターの大規模障害だ。
富士通の旗艦DC、”館林センター”が大規模障害を引き起こし、金融機関の業務に支障をきたした。ソニー銀行は全システムが朝6時に停止し、午後1時まで復旧できなかった。計7時間だ。スター銀行も朝6時に停止し、午後10時まで復旧できなかった。計16時間だ。
ファーストサーバにいたっては、2012年6月20日に全顧客の4割にあたる2,300件のサーバデータを誤操作で消去してしまうという事故を引き起こした。今も混乱が続いている。
2件の貴重な事例だが、特に館林センターのケースは、大手ベンダー富士通の旗艦DCで起きた事故あり、また、被害を受けたのが業務停止があってはならない金融機関であったということで、「まさに起こりそうもないことが起こった」という典型だ。
今月号の日経コンピュータは、CIOはもちろんのこと、経営陣、IT部門の人は必読だ。
2012年7月9日号 |
0 件のコメント:
コメントを投稿