今、物流コストを引き上げる大きな要因となっているのが、再配達の増加だ。Amazonでは徹底した効率化でスピード物流に磨きをかけてきたが、唯一、コントロールしきれず流れが滞る場所がある。それが、購入者の受け取り時だ。(「独走アマゾンの執念 王者と組んだ王者」より)
感想)
Amazonや楽天が、当日配送エリアの拡大にしのぎを削るなど、物流スピードも来るところまで来たか・・・といった印象を持ったが、記事が指摘するように消費者の受け取りがボトルネックになるとは、確かにそのとおりだ。数年前からヤマトが、女性の配達ドライバーを増やすことで、警戒感の強い女性が居留守を使わずに荷物を速やかに受け取ってくれるような工夫をしている・・・という番組特集を観た記憶があるが、なるほど、ああしたことも、まさにこの指摘を克服するための取り組みだったというわけだ。記事では、解決策としてコンビニ受け取りを拡大させる・・・とあったが、コンビニもスペースは限られるし、さらなる工夫が求められるのだろう。
日経ビジネス2013年9月16日号 |
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