2011年3月9日水曜日

最悪のタイミングで最悪のドライバーのタクシーに乗車

今日のお昼・・・前の打ち合わせがおしたため、次の打ち合わせに間に合うかギリギリの時間だった。

打ち合わせ開始まで残り15分。手元のスマートフォンで計算すると電車移動だと5分遅刻と出る。迷わず、てを挙げタクシーをつかまえた。

1台のタクシーが止まり、おもむろに乗り込む。

わたし「新日本橋駅まで行ってください!」
ドライバー「ごめんなさい。新人なので、行き方分かりません」
わたし「・・・・」


今、思えばこの時点ですぐにタクシーを飛び降りておけば良かった。しかし、運転手の左横を見ると、ナビゲーションシステムがついている。「今更、タクシーを乗り換えるのも時間がかかるし、まぁ、なんとかなるだろう」と思い、「とにかく出してください」と指示を出す自分。

ドライバー「どこらへんですかね・・・。まっすぐ行けばいいですか?」
わたし「あの・・・住所は、新日本橋室町・・・・です」


ドライバーは、手元にあった地図を開いて私が告げた住所がどこかを調べ始めた。「んっ!? ナビは!?」・・・と内心思う私の疑問をよそに、該当場所を見つけたらしく、

ドライバー「こ、このあたりですかね? その住所は?」

と私に地図に指を指しながらたずねた。正直、地図を見て私がわかるはずがない。番地があってるのなら、きっとそのとおりだし、あってないのなら間違っているだろう。「そんなことを聞くな」そう思いつつ、とにかく向かってくれと再度お願いする。時計の針は、乗車してから既に5分が経過していた。

うなずいて車を発進させるドライバー。5分ほど運転して、また私に道を尋ね始める。

ドライバー「こっち、右に曲がる感じですかね!?」

「こっち」ってなんじゃ「こっち」って・・・。

わたし「・・・っていうか、ナビは?おじさん、ナビは?使わないの?」
ドライバー「はい、えー、ついてるんですが・・・。」

と言いつつ、再び手元にある紙の地図をめくり始める。開いた口がふさがらなかった。このおじさんは、タクシードライバーとして新人なばかりか、ナビに対しても新人だったのだ・・・。使い方が分からないのだ。

口をあんぐり開けたまま、結局、スマートフォンを取り出して、私も自分で現在地を確認して、行き方を調べる羽目に。手元にある携帯電話に出る地図と現在地を確認しながら、ドライバーに、右へ行ってください、左へ行ってください、と指示。

結局、目的地に着いたのは、打ち合わせ時間を15分過ぎてからのことだった。

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