2012年2月23日木曜日

刺激いっぱいの日経ビジネス2012年2月20日号!

今週の日経ビジネスは読み応えがあった。わがしがここで言う”読み応え”とは、自分のアンテナにひっかかり印象に残る部分が多かった、という意味だが、具体的な以下の記事だ。
  • 日産、トヨタ超えに見せる執念
  • 波に乗り損ねる日本
  • 決別、そして世界へ
  • 泥臭く「ヨコテン」
  • 海外展開は「まだまだ遅い」
  • 「健康弱者」救うサムライ
  • 財政難下で開会、式苦悩するロンドン五輪
今回は自分の考察を書く時間が無いので、気になった一文をそれぞれ書き記しておくことにする。

■日産、トヨタ超えに魅せる執念
「2011年、日産は災害などの突発事項への対応力が他社を凌駕することを示した。」

※以前、中国市場での日産の躍進に目を見張る・・・ゴーンすげぇーって書いたが、中国市場への進出の件だけでなく、震災やタイ洪水など災害対応への取り組みなど・・・日産の強さを理解するために、何かこうもう少しゴーン氏のリーダーシップや日産の会社としての戦略、あるいは文化・教育について深く突っ込んで勉強すべきところが多分にあると感じた。

■波に乗り損ねる日本
「治安にも問題のある待ちに同業他社はきっと現れまい。誰も入らないのだから物件は安いに決まっている。雑然が生み出す混沌こそドンキの活力と考えればどこよりもふさわしい立地ではないか」(ドン・キホーテ 安田隆夫会長兼CEO)

※以前、やはりブログで「みんなと反対のことをやるべし!」という記事を書いたが、それに通ずるものがあると少し感じた

■決別、そして世界へ
「(経団連は)護送船団方式を擁護し、あたかもこれが世のコンセンサス(共通認識)かのように振る舞う」(楽天 三木谷 会長兼社長)

※なかなか勇気ある行動だと思う。言葉で言うだけでなくきちんと行動に起こす・・・見習いたい。

■泥臭く「ヨコテン」
「そこで経営陣は一計を講じ、会長権CEOのピエール・コシュースコ・モリゼと数人の役員だけが、最初に名札をつけ始めた。「格好いいね、僕も欲しいよ」。そう評価する社員が増えた段階で、全社員に名札を配布した。狙い通り、「ほとんど抵抗されずに名札文化を定着できた」」(楽天 奥淳己最高戦略責任者)

※人間心理って面白いと思うと同時に、本当に馬鹿にできないと感じさせられた。

■海外展開は「まだまだ遅い」
「僕は普段から”スピード!!スピード!!スピード!!”と言ってるけど、彼らはスピード、スピード、スピード、スピードぐらい早い。コボの買収、これはもう本当にホームランだね。」(楽天 三木谷 会長兼社長)

※同感!うちなんか楽天に比べるのも失礼なくらい小さい会社だが、であればこそ、「スピード、スピード、スピード、スピード、スピード」くらいでいかないといつまで経っても伸びないと反省した。

■「健康弱者」救うサムライ
「「ワンコイン検診はいかがですか」「血糖値や中性脂肪がすぐに分かります。少し高い声で行き交う通行客に呼びかける青年。長テーブル2台が並ぶだけの狭いスペースには彼の声に反応した老若男女が次々と集まっていく。」(ケアプロ社長 川添高志)

※うまい! 壁は多いだろうが世の役に立つことだし、応援したい・・・心底思った。

■財政難下で開会、式苦悩するロンドン五輪
五輪開催のための予算は、当初計画の甘さが災いし、2005年時点から約4倍の93億ポンド(約1兆1200億円)にふくれあがっている。

※五輪計画の難しさなのか、イギリスゆえのいい加減さなのか、その本当の理由を知りたい。

日経ビジネス2012年2月20日豪


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