2012年2月7日火曜日

思いがけない発見!(って言ってるところが終わってるかもしれませんが)

今朝、通勤電車の中で、いつものように日経新聞朝刊に目を通していた。1つの記事が目にとまる。

「金曜夜の就寝時から月曜朝まで、自宅のパソコンをネット接続から切り離したらどうなるだろう。米国の元新聞記者が、家族とともにそんな実験に挑んだ。」

なんでも電話での会話や執筆、TV視聴は良しとして、とにかくインターネット関連の道具を使わないという条件設定をしたそうだ。その結果をまとめると次のようなものだったそうだ。

《実験初日》
ネット経由の映像や音楽などを欠いた我が家は、他人の家のようによそよそしかった。見慣れた風景のはずなのに現実感は乏しく、部屋は静まりかえって感じられ、見るものには生気がない。思いついた疑問も天気予報もすぐには検索できず、ただ不自由を嘆いた。

《数週間後》
変化が訪れる。パソコンに「へばりついていた心」が引きはがされ、家族水入らずの時間がよみがえる。本に向かいじっくり物事を考える習慣が戻る。ネット不在の週末が楽しみになると同時にデジタル機器の有益さも改めて理解。ネットとは自分で適切な距離を取らなくてはいけないとの結論に至る。


「これ勉強になるなぁ。妻と親父に送ってやろう」

・・・そう思って「春秋」の記事を送信。

数分後に両者から返信。

妻:「これってあなたに必要なことよ。アタリマエのことでしょ。」


父:「まさにそのとおりと思う。私が君に不自然さを感じたのは、先日一緒に飲んでいたときのことである。人と会話していながら、君の心は常に携帯画面にあった。我々世代ではこんな失礼者は相手にしないことが常識である。気を付けられたい」


「おおっ!・・・これって自分のことかっ!?」

はっ!?っと我に返る。我ながら本当に情けない、という気持ちと共に、朝、数行の記事から大きな学び(?)を得たことに会心の笑みを得た。

日々是精進なり・・・。いや、反省してますって・・・本当に。

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