売上や粗利の推移、買い替え時の同じメーカーを選ぶ消費者の割合、他ブランドからの流出入台数といった数字から、今の日本の実力がどのあたりにあるのかを分析している。
日本の自動車メーカーがどうの・・・というよりも、フォルクスワーゲンの強さと現代自動車の躍進が目につく。くわえて、GMの復活のスピード。とても、つい最近まで瀕死の重傷を追っていた会社とは思えない。ちなみに、日本メーカーの中では、日産の勢いが目に付く。
記事を読んで感じたこと。(当たり前のことだろうが)それは、”良い道具(モノ)を作る”のは、もちろん大事だが、むしろ、その道具(モノ)をどう売るのか?・・・つまり”戦略”が、生き残りの差を分ける、ということだ。
決して技術で他社を引き離しているわけではないフォルクスワーゲンや、現代自動車などが目立つのは結局そういうことなのだろう。穿った見方をすれば、トヨタのリコール問題もアメリカの”戦略”の一部だった、と言えなくもない。
日本は良く”戦術”は得意だが、”戦略”は苦手・・・と言われる。
さてさて、この殻を破ることができるのか。注目のしどころだ。
日経ビジネス2012年6月4日号 |
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