2012年6月2日土曜日

マリオ作ったんだ、見て

「マリオ作ったんだ、見て・・・」

仕事を終えて自宅に戻ってきたわたしに、小学二年生の我が息子が話しかけてきた。

「へぇ~、すごいじゃないか。また、おばあちゃんにでもおもちゃ買ってもらったのか?」

また変な”組立ておもちゃ”が売りだされたものだ・・・やれやれ・・・。そう思った。

「いや、違うよ。レゴで作ったんだよ。自分で・・・。」

「えっ!?」

妻に言わせると、何を思ったか突然レゴブロックと格闘しだして、あっという間にマリオを作り上げたらしい。

(親ばかとわかった上で)素晴らしい才能だ、と思うと同時に、”おまえはなぜそんなにマリオが好きなんだ”・・・、という半ばあきれた感覚がわたしを襲う。


さて・・・次の日。


丁寧に飾ってあった”マリオ”がもういない。

「あれ、マリオはどうしたんだ!?あんなに良くできていたのに?」

「あぁ、あれね。なんかおかしいなと思っていたら、ヒゲを付け忘れてたんだ。だから、またやり直し」

「・・・」



何かに真剣に打ち込める子供に羨ましさを感じた。


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