2010年5月1日土曜日

仕事の効率が上がるマインドマップ

本日は、Grand Rapids滞在最終日。当初予定していた仕事の大半を終えることができ、とりあえずは御の字。

さて、今日は最近なかなか有りがたく思った話を書きたい。

ここ最近になり、仕事でやたらと「マインドマネージャ(MindManager)」というソフトを使うことが多くなった。このソフト、簡単なマウス操作やキーボード操作でマインドマップを作ることを可能にするソフトだ。マインドマップとは、文字通り「心(頭)の地図(を書くこと)」。

なんのこっちゃ、というふうにも思うかもしれないが、人が普段、頭の中で考えることは、算数の公式や、エクセルの表のように綺麗にはまとまっていない。そんなまとまりのないごちゃっとした考えを、図的にしかもわかりやすく表現して
整理しやすくしてしまおうというのがこのマインドマップという手法だ。

数年前に何かがきっかけで興味を一度持ったことがあり、そのときは「マインドマイスター(Mind Meister)」という無料オンラインサービスの利用を試みたが、「微妙な操作性の悪さ」にすぐにやめてしまった。

その後、マインドマップのことは、すっかり頭の奥底に埋もれていたのだが、このキーワードを耳にする機会が少なからずあったことも事実。実際、勝間和代さんも『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』という著書の中で、マインドマネージャが効果的という話を書いていたし、また最近では、会社の同僚から「山本敏行(株式会社EC studioの社長)さんという人がUSTREAMでマインドマネージャについて熱く語っていて面白い」と教えてもらう機会もあった。



「そんなもの紙とかホワイトボードでやったほうがいいんじゃないの?」

僕もそう思っていた。紙やホワイトボードのメリットは、変な技術的便利さがない分、余計なことに思考をとらわれないですむメリットがある。実際、ワードやパワーポイントなどを使っていると、いつの間にか、フォントのサイズや色、図形の形など、本来の目的とはほど遠い部分に思考の時間を奪われていることがある。

でも、マインドマネージャは確かに便利だ。紙やホワイトボードよりも有利な点は、切り貼りが簡単にできること。頭の中で考えることをはき出してから、整理分類をするマインドマップでは、切ったり貼ったりといったこの機能は必要不可欠だ。自分のパソコンにインストールをして使うソフトだからネットワークにつながっていなくても使えるし、操作性もいい。添付ファイルの貼り付けや、ハイパーリンクの貼り付けもできて、さらに便利。

直感的に使えるので、操作を覚えるのに時間がかからない。おかげで、今では、お客様への提案書やソリューション(案)など何かのブレインストーミングをする際には、常に使用している。マインドマネージャを使用すると「仕事の効率があがる」との触れ込みだったが、なるほど確かに明らかに効率が上がっているように感じる。

なかなか、うれしい発見になった。




ちなみに、僕に話を教えてくれたこの同僚、「よく考えたら、自分には使う場面なかったです・・・」とあっさり。あー、いつもと同じパターン。僕に薦めてくれるまわりは使わず、いつの間にか自分だけがどっぷりとその世界にハマっている。



===2011年8月4日(追記)===
この商品、2010年5月頃から使い始めて、はや1年以上が経過するが、今でも使っている。書評や、論文を書く際に頭を整理するものとして非常に便利だ。

難点は、このツールに慣れすぎてしまい、逆に、このツールがないときにモノが書けなくなるのでは・・・という恐怖感を持っているところか・・・。

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