2011年12月29日木曜日

2011年全体を振り返る

■まずまずの2011年目標の総括

先日、2011年初に立てた目標のうちの1つ「52冊の本を読み、その半分について書評を書く」の結果についてブログに書いた。今日は、残りの目標についてもある程度、備忘録的な側面から、総括をしておきたい。

結論から言うと、目標は細かいものも含めると全部で30程度あったのだが、達成率は6割程度だ。大きく目標のカテゴリとしては「家庭」「仕事」「個人」の3つを設けていたが、とりわけ「家庭」と「個人」についてはそれなりに成果を出すことができたと思っている(周りがハッピーかどうかはまた別の問題だが・・・)。

たとえば「家庭」で言えば、「週末は最低2~3時間は子供と”外”で遊ぶ」とか「週に2回は夜7時半までに帰宅をする」などといった目標を立てていたが、実際、8割程度はできていたのではないかと思っている(そもそも、目標が甘いね・・・といわれれがそれまでだが・・・。)

また「個人」では、先日触れた「書籍を52冊読む」といったことのほか、週3回はジョギング最寄り駅までの移動を自転車に頼らないBlogのビュアーを○○○まで増やす・・・など具体的に立てていたが、9割を達成することができた。

一方で、出来なかったことも少なくない。特に仕事面では、毎日の忙しさにかまかけて、中長期的な動きをとることがほとんどできなかった。経営者としては完全に失格だ。また、「1月あたり1回は、普段は滅多に会わない人と会食をする」という目標について、続けられたのは最初の4ヶ月程度で、その後は力尽きてしまった。

■目標を明文化することの意義

実は、目標をきちんと立てたのは2011年・・・人生38年目にして今年が初めてである。知人の「目標は立てるだけでなく、書きだしておいたほうがいい」と言う言葉に影響されて、モノは試しとやってみた。もちろん、目標を立てるだけでなく、立て方も大事だ。ある程度定量的に立てておかないと、目標が達成できたのかどうか、上手に判断できない。たとえば、わたしは「このBlogのビュワーを○○○人まで増やす(恥ずかしくて具体的な数字は書き出せないが)」と立てたが、実際はその目標を千人超で終えることができた。達成感も得られるし、また来年もがんばろう・・・という気になる。

また、2010年まで読書なんぞ年に10冊いかない程度だった。しかし、明確化させた目標の力は素晴らしい。肩を押されるように、今年はいきなり52冊読むことができたのだ。それも糞忙しい中で・・・。

「週2回は夜7時半までに帰宅する」といった目標もそうだ。毎日残業が多い中、果たしてそんなことができるのか、と思っていたが、いざ目標を立ててみると、不思議と達成しようと意思が働いた。実際、今年に入ってからというもの、毎週末「翌週のこの曜日とこの曜日は夜7時以降の予定をブロックしよう」とカレンダーを予めブロックして行動するようになった。もちろん、仕事のしわ寄せは他の曜日に移るだけだが、早く帰るときは早く帰る、遅くまで集中して仕事をするときはする・・・とメリハリがつけられるようになった。

「駅までの移動を自転車に頼らない」もそうだ。最寄り駅まで徒歩で11分。面倒くさがり屋のわたしは駅に月3000円を払って駐輪場を借りていた。この目標を達成するために年初に早速、解約手続きを実行。それからというもの、毎朝、歩いて駅に行くようになった。健康にもいいし、お金も浮く。一石二鳥とはまさにこのことである。

というわけで、目標を立てる・・・いや、目標を明文化する、ということがいかに重要なことが今更ながら痛感した次第である。これに味をしめたので、今度は2012年の目標を立てることで頭が一杯だ。

2012年はどうしよう・・・。わくわく、どきどき・・・このプロセスも楽しいのだ。


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