名物の1つはイカだ。普段、食べるイカは調理され、完全に死んでしまった後のものだが、昨晩のモノは違う。まだ生きているイカだった。
うまく表現できないが、新鮮な体験でもあり、喉の奥にささった小骨のように妙にひっかかる感じでもあり・・・。
それはそう・・・なんというか、肋骨が開かれた状態の手術中の人間を、みんなでニヤニヤしながら観察しているような感覚だ。しかし、申し訳ないと思いつつも、切られた彼の体のパーツを一枚一枚ひっぺがして口に運んでいく・・・おいしいと思う・・・このパラドックス。
必死で逃げようと手足を伸ばすイカ。恨めしそうな大きな目が、突き刺さる。
残酷・・・矛盾・・・。
生きるって、こういうことの連続なのだ、きっと・・・。変なところで、先日読んだ本「ヘルプ」とつながる(笑)。
【関連リンク】
・ヘルプ(書評)
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