2011年12月7日水曜日

イカに生きる意味を学んだ日

現在、博多出張中でホテルからこれを投稿している。昨晩は取引先の方のご好意で新鮮な刺し身や素敵なお酒のあるお店に連れていっていただいた。


名物の1つはイカだ。普段、食べるイカは調理され、完全に死んでしまった後のものだが、昨晩のモノは違う。まだ生きているイカだった。

うまく表現できないが、新鮮な体験でもあり、喉の奥にささった小骨のように妙にひっかかる感じでもあり・・・。

それはそう・・・なんというか、肋骨が開かれた状態の手術中の人間を、みんなでニヤニヤしながら観察しているような感覚だ。しかし、申し訳ないと思いつつも、切られた彼の体のパーツを一枚一枚ひっぺがして口に運んでいく・・・おいしいと思う・・・このパラドックス。

必死で逃げようと手足を伸ばすイカ。恨めしそうな大きな目が、突き刺さる。

残酷・・・矛盾・・・。

生きるって、こういうことの連続なのだ、きっと・・・。変なところで、先日読んだ本「ヘルプ」とつながる(笑)。




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