2012年1月26日木曜日

逆転の発想と橋下市長に日本の未来を見る

プレジデント2月13日号を読んだ。

2つの記事が特に目に止まった。

■逆転の発想がここにも!?

「なぜ日本HPは中国から東京に工場を移したか? (by 山田清機氏)

タイトルの通り日本HPはパソコンの工場を日本に移し、2011年8月から生産を開始した。「どう考えてもコストで勝てないハズなのになぜ?」とみんな疑問に思う。気合い!?・・・いや、納期、在庫、輸送・・・もろもろを考慮に入れると実は、日本で生産したほうが大きなメリットがあるという合理的な結論だ。事実、それで同社は業績を上げた。国内空洞化が叫ばれる今日、みんなと逆のことをやって成功した例だ。

先日1月14日のわたしのブログでドワンゴ会長の川上量生氏や、評論家楠木新氏の「逆転の発想が面白いっ!」と書いたが、逆転の発想がここにも!?・・・と思った次第・・・。

ところで聞けば、この日本HPの仕掛け人、岡隆史副社長が本社に「ウン」と言わせたのは2011年3月だという。そして8月に生産開始。東日本大震災にも負けず、6年かけて本社を説得し実現にこぎつけた胆力にも脱帽である。

発想力とブレない実行力・・・見習いたい。

■橋下市長と大前研一氏の対談にワクワク

この号で一番、興味を引いたのがこの「橋下市長と大前研一氏の対談記事」。溢れんばかりに出てくる橋下市長のやりたいこと、大前研一氏のやりたいこと。・・・これだよ、これ・・・。こうでなくちゃ。

同じ号の別記事の中で、サイバーエージェント社長藤田氏が「自分のアイデアに熱狂している人は目つきが違う。目つきが違う人は信じていい。」と語っていたが、橋下市長を見て面白いっ!と思うのは目つきが違うからだろう。

あの大前研一氏をも惹きつける橋下市長の磁力。もちろん、一方的に好きになって「悪いところに目はつぶる」になってはダメだが、少なくとも今、言っていることをまずやってみる、やりとげる・・・その部分を強く応援したい。

プレジデント2012年2月13日号

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