車の配線作業というものを初めてやった。これまでこういった作業の類は、常に、フルアウトソーシング。
「オートバックスさん、頼んます・・・」
みたいな感じだ。これでは、いかん。全く、自分に知識も技術も残らない。そう思った私は、今回の作業を自力でやることにした。
インターネットにある10数記事を参考にして、作業を開始。
「なになに・・・線をカット? ・・・結線? ・・・絶縁テープ?」
いきなり、コーナンに走るハメに。ニッパー、絶縁テープ、ヤスリ・・・などを買ってきた。
30分後、再び作業に戻る。今度は、内貼りが外れない。説明には、指でつまんで上に上げればとれます・・・とあるが、指を差し込む場所は狭いし、力が入らない。何度格闘しても、外れない。ネット記事を再び見ると、
「内貼り剥がしを使うと楽です」
とある。
今度は、オートバックスへ。ここで専用の剥がし器(数百円)を購入。
30分後、再び作業に戻る。
あっという間に、はがせた。しかし、今度は、カーナビがなかなかはずれない。
「ここのネジを2つ外してから、養生テープなどで思いっきり引っ張れば、外れます」
ネットの説明には、そう書いてあったが、いくら引っ張っても外れない。おかしい。30分くらい格闘した後、よぉく見直すと、外すネジの場所が間違っていたことに気づく。Ozzz。
ようやく配線と巡り会えたものの、色が一杯あって、何がなんだか分からない。ボディアースだとか、なんだとか説明記事にはあるが、それも良くわからない。1時間くらい記事と格闘して、ようやく理解。
しかし、ニッパーで配線をカットしても、結線する道具やアース線自体がないことに気づく。再び、オートバックスへ。
ひととおり備品を購入し、作業再開。全くなれない手つきで、配線をカット。別の線につなぎ結線した。
ネットには20分で済む作業・・・とあったけど、占めて5時間。ほんっと苦手なんだ・・・自分は、こういうの・・・。
20代後半から、今日にいたるまで毎日を全速力で駆け抜けてきました。疾走するスピードは毎年加速度的に増えています。 そんな自分の足跡を残したい、考えを整理したい、自分の学びの場としたい・・・こういった思いからこのブログを立ち上げました。とりわけ、読んだ本や雑誌、観た映画、その他遭遇した事件・・・などなど、思いの丈を吐露しています。
2012年10月14日日曜日
起業家マインド醸成のヒント
日経ビジネス2012年10月15日号の記事で、印象的だったのはリブセンス社長、村上太一氏の編集長インタビュー記事。
村上氏は、いわゆる若手起業家だ。現在25歳だが、10月1日に史上最年少で一部上場を果たした。
やはり注目されるべきは、彼のその起業家精神だ。いったい、いつ、どこで醸成されたのか。
『高校生の頃から私が関心を持ちそうな経済番組を良く録画してくれました。大塚製薬の「ポカリスエット」をいかに苦労してヒット商品に育て上げたかといった、何かを作り出すストーリーには感化されました。今も母や毎週、録画・編集した経済番組をDVDに焼いて送ってくれております。そんなアンテナのはり方は、母から影響を受けたもしれません。最近、学生によく言うのは、インターンでもなんでもいいから社長さんに会ったり、いろんな人に出会うことが大切だということです。子供の頃考えられる職業ってやはり、見たことがある人しかないと思う。』(日経ビジネス2012年10月15日号より)
良く、我々親の側は、子供に対して「やりたいことを見つけなさい」とか「おまえのやりたいことはいったいなんなんだ」、「なんでお前にはやりたいことがないんだ」とか・・・そんな不満をぶつけることがあろうかと思う。
果たして、親の側としてそんな機会を持たせる努力をしてきたのか・・・と言うと、全くそんなことはないのかもしれない。
村上氏は、いわゆる若手起業家だ。現在25歳だが、10月1日に史上最年少で一部上場を果たした。
やはり注目されるべきは、彼のその起業家精神だ。いったい、いつ、どこで醸成されたのか。
『高校生の頃から私が関心を持ちそうな経済番組を良く録画してくれました。大塚製薬の「ポカリスエット」をいかに苦労してヒット商品に育て上げたかといった、何かを作り出すストーリーには感化されました。今も母や毎週、録画・編集した経済番組をDVDに焼いて送ってくれております。そんなアンテナのはり方は、母から影響を受けたもしれません。最近、学生によく言うのは、インターンでもなんでもいいから社長さんに会ったり、いろんな人に出会うことが大切だということです。子供の頃考えられる職業ってやはり、見たことがある人しかないと思う。』(日経ビジネス2012年10月15日号より)
良く、我々親の側は、子供に対して「やりたいことを見つけなさい」とか「おまえのやりたいことはいったいなんなんだ」、「なんでお前にはやりたいことがないんだ」とか・・・そんな不満をぶつけることがあろうかと思う。
果たして、親の側としてそんな機会を持たせる努力をしてきたのか・・・と言うと、全くそんなことはないのかもしれない。
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| 日経ビジネス 2012年10月15日号 |
2012年10月9日火曜日
書評: 神去なあなあ日常
神去なあなあ日常
著者: 三浦しをん
出版社: 徳間書店

■都会人 vs 田舎者 with 林業
ご存知のとおり「どうも」という言葉は、ありがとう、すみません、はたまた、こんにちは、・・・など、色々な意味で使われる。日本語の中で最も便利な文句の1つだ。
神去村(かむさりむら)では、「なあなあ」という言葉が、最も便利な文句の1つらしい。「なあなあ」とは、ゆっくり行こう、まあ落ち着け・・・という意味だ。
主人公は、横浜出身の平野勇気(ひらのゆうき)。特にこれといった特技も、やりたいことも持たない、高校を卒業したばかりの19歳。「さて、のんびりとフリーターでもしようか」と思っていたところ、彼の先生が勝手に、林業への就職を前提とした1年間の研修制度へ応募した。親は反対するどころか、その制度への参加に大賛成。主人公は、わけが分からぬまま、神去村へ送られる・・・。本書は、都会人丸出しの主人公と、林業で生活する”なあなあ感”いっぱいの神去村の住人達の化学反応を描いた物語だ。
■読者を魅了する4つの要素
この本は単なる小説ではない。ある意味、主人公の平野勇気は読者自身だ。”勇気”が林業を修業する=読者も林業に詳しくなる・・・という仕組みの小説になっている。つまり、この本を読むと物語を愉しみつつ苦痛なく、林業に詳しくなれるのだ。
この本には読者を魅了させる、三浦しをん氏独特のスタイルが反映されている。それは、話がどう展開するかわからないドキドキ感と、知らない世界(マイナー職種)をもっと知りたいと思わせるワクワク感を、読者から引き出す著者のワザのことだ。三谷幸喜氏を彷彿とさせる要所要所のコミカルな演出も印象的だ。
『力づよくメドのほうへ、ヨキや清一さんたちが立つ方へ、死から生へ、引き寄せられる。「ファイトォォォ!」こめかみに筋を立て、ヨキが吼える。ふざけてる場合か、と思ったけど、オレも右腕に渾身の力をこめて吠えかえした。「いっぱぁあつ!」。』(本書より)
ところで、三浦しをん氏と言えば、2012年の本屋大賞に輝いた「舟を編む」が有名だが、本書もそれと同じスタイルで描かれていると言えば、わかりやすいだろう。「舟を編む」が辞書作成業にスポットライトを当てた物語であるのに対し、「神去なあなあ日常」は、林業にスポットライトを当てた物語といえる。
本書には、こうした特徴に加え、もう1つの要素が加わる。田舎独特の空気感というか・・・都会人が失ってしまったもの・・・つまり、のんびりとした雰囲気と強い仲間意識(≒よそ者排他感)を持つ社会が描かれており、都会に住み慣れた読者の憧れを誘う。ただし、単なる憧れ者を否定する生きる厳しさ・・・みたいなものも上手に描かれている。
■”なあなあ感”を求める人へ
わたしは常に「何かを習得したい!」という想いがあるため、読書においても、どちらかと言えば、自己啓発本や専門書、ビジネス書の類を好んで読む。ただ、こういった本ばかりを読んでいると、常に似たようなテーマ、似たような文体、難しい専門用語にさらされることになるし、内容を自分の人生に照らし合わせてみたり・・・など、疲労感を伴うことが多い。
だからだろう。そんなとき、こんな「なあなあ感」丸出しの小説を読むと、とてもリラックスできる。
「本からリラックスしながら(知識など)何かを得たい」と求める人、「ちょっと変わった本を読みたい」と思う人、「舟を編むにハマった」という人・・・そんな人たちに間違いなくオススメできる一冊だ。
【類書】
・書評: 舟を編む
著者: 三浦しをん
出版社: 徳間書店
■都会人 vs 田舎者 with 林業
神去村(かむさりむら)では、「なあなあ」という言葉が、最も便利な文句の1つらしい。「なあなあ」とは、ゆっくり行こう、まあ落ち着け・・・という意味だ。
主人公は、横浜出身の平野勇気(ひらのゆうき)。特にこれといった特技も、やりたいことも持たない、高校を卒業したばかりの19歳。「さて、のんびりとフリーターでもしようか」と思っていたところ、彼の先生が勝手に、林業への就職を前提とした1年間の研修制度へ応募した。親は反対するどころか、その制度への参加に大賛成。主人公は、わけが分からぬまま、神去村へ送られる・・・。本書は、都会人丸出しの主人公と、林業で生活する”なあなあ感”いっぱいの神去村の住人達の化学反応を描いた物語だ。
■読者を魅了する4つの要素
この本は単なる小説ではない。ある意味、主人公の平野勇気は読者自身だ。”勇気”が林業を修業する=読者も林業に詳しくなる・・・という仕組みの小説になっている。つまり、この本を読むと物語を愉しみつつ苦痛なく、林業に詳しくなれるのだ。
この本には読者を魅了させる、三浦しをん氏独特のスタイルが反映されている。それは、話がどう展開するかわからないドキドキ感と、知らない世界(マイナー職種)をもっと知りたいと思わせるワクワク感を、読者から引き出す著者のワザのことだ。三谷幸喜氏を彷彿とさせる要所要所のコミカルな演出も印象的だ。
『力づよくメドのほうへ、ヨキや清一さんたちが立つ方へ、死から生へ、引き寄せられる。「ファイトォォォ!」こめかみに筋を立て、ヨキが吼える。ふざけてる場合か、と思ったけど、オレも右腕に渾身の力をこめて吠えかえした。「いっぱぁあつ!」。』(本書より)
ところで、三浦しをん氏と言えば、2012年の本屋大賞に輝いた「舟を編む」が有名だが、本書もそれと同じスタイルで描かれていると言えば、わかりやすいだろう。「舟を編む」が辞書作成業にスポットライトを当てた物語であるのに対し、「神去なあなあ日常」は、林業にスポットライトを当てた物語といえる。
本書には、こうした特徴に加え、もう1つの要素が加わる。田舎独特の空気感というか・・・都会人が失ってしまったもの・・・つまり、のんびりとした雰囲気と強い仲間意識(≒よそ者排他感)を持つ社会が描かれており、都会に住み慣れた読者の憧れを誘う。ただし、単なる憧れ者を否定する生きる厳しさ・・・みたいなものも上手に描かれている。
■”なあなあ感”を求める人へ
わたしは常に「何かを習得したい!」という想いがあるため、読書においても、どちらかと言えば、自己啓発本や専門書、ビジネス書の類を好んで読む。ただ、こういった本ばかりを読んでいると、常に似たようなテーマ、似たような文体、難しい専門用語にさらされることになるし、内容を自分の人生に照らし合わせてみたり・・・など、疲労感を伴うことが多い。
だからだろう。そんなとき、こんな「なあなあ感」丸出しの小説を読むと、とてもリラックスできる。
「本からリラックスしながら(知識など)何かを得たい」と求める人、「ちょっと変わった本を読みたい」と思う人、「舟を編むにハマった」という人・・・そんな人たちに間違いなくオススメできる一冊だ。
【類書】
・書評: 舟を編む
2012年10月6日土曜日
書評: 戦国の軍隊
「長篠(ながしの)の戦いの勝利は”銃三千丁三段打ち”のおかげ、というのは嘘
そんな話をきっかけに読んだのが次の本だ。
戦国の軍隊 ~現代軍事学から見た戦国大名の軍勢~
著者: 西股 総生
出版社: 学研
■学校では習わなかった歴史
戦国史の欠落を埋める最新の歴史研究本だ。主に、東国・・・小田原に居城を構えていた北条氏や甲斐の武田信玄、越後の上杉謙信など、東国の戦国大名の軍隊について著者の考察を、素人でもわかる言葉で紹介している。
本の帯には「眼からウロコの新解釈が満載!!」とあるが、具体的には例えば次のようなものだ。
そこには確かに学校で習ったことのない内容・・・あまり聞いたことのない話ばかりが紹介されている。
そんな話をきっかけに読んだのが次の本だ。
戦国の軍隊 ~現代軍事学から見た戦国大名の軍勢~
著者: 西股 総生
出版社: 学研
■学校では習わなかった歴史
戦国史の欠落を埋める最新の歴史研究本だ。主に、東国・・・小田原に居城を構えていた北条氏や甲斐の武田信玄、越後の上杉謙信など、東国の戦国大名の軍隊について著者の考察を、素人でもわかる言葉で紹介している。
本の帯には「眼からウロコの新解釈が満載!!」とあるが、具体的には例えば次のようなものだ。
- 長篠の戦いの勝利の鍵は、本当に”銃三千丁三段打ち”なのか
- 戦国の兵士は、本当に半農半士(農業と兵士業を兼務)だったのか
- 侍、足軽・雑兵にはどんな立場の者がなっていたのか
- 実際に、どうやって兵を募集したのか、など
そこには確かに学校で習ったことのない内容・・・あまり聞いたことのない話ばかりが紹介されている。
たとえば、冒頭でも触れた「長篠の戦いにおける銃三千丁三段打ち」だが、多くの人は、わたし同様に「信長はこの見事な戦術で戦(いくさ)に勝利した」と信じていることだろう。
しかし、これに対して著者は次のような疑問を呈する。
「長篠の戦いは、実は織田軍のための戦いではなく、徳川軍+織田軍の戦い・・・もっと言えば、徳川軍のための戦いだったはず。あたかも”三段打ち”が、勝利の鍵であったかのようにとらえられているが、戦(いくさ)の背景や書物を改めて観察してみると、そうでなかったことが見えてくる」と。
本書では、当時の布陣を図示しながら、その核心に迫っている。
※ちなみに、著者によれば、この主張の論拠については学者の間で違いがあるものの、銃が主役ではなかった、という考え方は今ではだいぶ通説になってきているようだ。
■視点を変えることによる大きな発見
ところで・・・「何人もの歴史学者が何年も研究してきた分野において、今更どうしてこのように新しい見解がワンサカ出てくるのか?」
そんな疑問もわいてくる。
これについては、西股氏が”城郭研究の専門家”であることが大きく貢献しているようだ。事実、著者は次のように述べている。
『著者はずっと城郭研究の場に身をおいてきた・・・(中略)・・・生物の世界と同様、人間の創りだす構造物やシステムの場合も進化とは単純なものが複雑化してゆく課程ではなく、変遷する環境への適応ではなかろうか。だとしたら、城郭構造の進化とは、城郭をとりまく環境の変化への対応として生じたのではなかったか。城郭の本質が軍事的構造物であるのだとしたら、城郭の構造が進化するという現象の背後には、それを構築し使用する人間集団、つまりは軍隊の変化があるのではないか』(本書”あとがき”より)
「ハーバード白熱日本史教室」の北川智子氏を彷彿とさせるが、北川氏が戦国時代の侍(サムライ)を当時の女性・・・妻の視点から観察することで新たな発見を得たように、西股氏も従来とは異なる切り口・・・すなわち、当時の城郭のあり方から、戦国の軍隊を観察した結果、新解釈をしなければ説明できない事項がたくさんでてきた、ということだ。
これにはある程度の納得感がある。
■好奇心旺盛な人におすすめ
ただ、間違ってはいけないのは、本書で紹介されている内容は、あくまでも西股氏が紹介する新解釈であるということだ。考察は確かに丁寧で、論理的だが、仮説や推測も少なくない。
また、仮に西股氏の解釈が正しいとして、これまでの歴史解釈の間違いを発見できたからといって、それが「自分の人生にどういう意味をもつのか?」ということはイメージしづらい。
したがって、単に「正しい歴史の知識を得たいんだ」とか「何らかの自己啓発のきっかけとしたい」という想いで本書を読むと期待を裏切られることになる。事実、著者自身もそのように明言している。
わたし自身は、本書を通じて
・我々が知る歴史は、決して正確なものではないということ
・何ごとも切り口を変えて見ることが大切であるということ
といったことを実感できたという点で、それなりの意義があったと考えているが、そんなに深く構えず、純粋に「世の中ことを、もっともっとたくさん知りたい」・・・そういう気持ちがある人であれば、きっと楽しめる本だと思う。
2012年10月2日火曜日
埼玉県秩父市へ一泊二日旅行
先日、埼玉県秩父市に家族と友達と行って来ました。以下は、その報告録です。
【旅程】
【旅程】
9/29
9:00 横浜を出発
12:00 秩父花園 道の駅 到着
12:30 もみの木にて昼食
13:30 荒川のライン下り
14:30 天然氷蔵元 阿左美冷蔵 寶登山道店
16:00 吉田元気村
17:00 大浴場
18:00 ピザ作り&バーベキュー&花火
21:00 トランプ
22:00 就寝
7:00 起床
7:30 バドミントン
8:00 朝食
8:30 クリ拾い
10:00 吉田元気村チェックアウト
10:30 こんにゃく工場
11:30 吊り橋
12:30 パン屋にて昼食
14:00 秩父ミューズパーク
15:00 お菓子のアウトレット 花園フォレスト
15:30 自宅へ向け出発
18:30 横浜到着
今回はコテージ一泊二日 in 秩父長瀞!!
メインはライン下りと夜のピザ作り&バーベキュー。家族4人で2万8千円の旅でした。
メインはライン下りと夜のピザ作り&バーベキュー。家族4人で2万8千円の旅でした。
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| もみの木 |
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| ライン下り(出発直後) |
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| ライン下り(調子に乗る息子) |
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| ライン下り(台風が来るとはとても思えない空) |
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| ライン下りで見た地層(何層にも重なった非常に興味深い地層) |
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| 天然氷蔵元 阿左美冷蔵 寶登山道店 (人生の中で最もおいしいかき氷だった) |
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| 天然氷蔵元 阿左美冷蔵 寶登山道店 (値段も半端ない) |
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| 吉田元気村(一泊したコテージです) |
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| ピザづくり@吉田元気村 |
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| バーベキュー@吉田元気村 |
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| 栗ひろい@吉田元気村 |
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| 拾ったクリでアンパンマン@吉田元気村 |
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| おでん食べ放題200円 |
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| 怪しいダムへのトンネル |
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| 吊り橋(稲川淳二も恐れる橋) |
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| 吊り橋(自殺の名所でもあるそう) |
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| 吊り橋から見る景色 |
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| 吊り橋(稲川淳二も恐れる橋、穴あいてます) |
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| 吊り橋(地上は穴の下、遥か遠く) |
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| ミューズパーク(長い滑り台;無料!) |
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| お菓子のアウトレット(クッキーシュークリームを食べました) |
2012年9月28日金曜日
書評: 逆境を超えてゆく者へ
「新渡戸稲造氏は、なぜ5,000円札に選ばれたのか?」
「軍国主義の時代を生きた人にどんな学びを期待できるのか?」
「なぜ著名な経営者がこの本を勧めるのか?」
著者名を見てタイトルよりも先に、そんなことが頭に思い浮かんだ。
逆境を越えてゆく者へ ~爪先立ち明日を考える~
著者: 新渡戸稲造(にとべいなぞう)
出版社: 実業之日本社

※キヤノン電子の酒巻久社長が、日経ビジネス(2012年7月30日号)でオススメの一冊として紹介していた記事を見て、この本の存在を知りました。
■新渡戸稲造流ポジティブシンキング術
新渡戸稲造氏は、1862年(文久二年)生まれ。1933年に71歳で生涯の幕を閉じている。そんな人生の約3分の2を過ごした時点で、過去を振り返り「人間としての生き方はどうあるべきか」について、氏が感ずるところを著した。本書は彼の人生観そのものだ。
ところで、私はお恥ずかしいことに新渡戸稲造氏が何をしてきた人か・・・5000円札に選ばれた人・・・という以外、何も知らない。どんな人だったのかと著者プロフィール欄を見てみると、一言でさらっと伝えるのが困難なほど豊富な経歴の持ち主のようである。無理やり詰め込んで、ようやくA4サイズ1ページにおさまる程のボリュームだ。無茶を承知で、あえて私流にまとめると「当時にしては珍しく国際感覚に秀で、高い教養と豊富な知識、様々な経験を持った人であり、日米外交の修復や青少年の教育に非常に大きな情熱を注いだ人」といった感じだろうか。
さて、そんな氏が書いた本書だが、タイトルは「逆境を越えてゆく者へ」。ここからも想像できるように「逆境を乗り越えてゆくことこそが、人間の成長に欠かせない・・・いや、生きることそのものなんだよ」というストレートなメッセージが伝わってくる。文中、何度も「善用」といった言葉が登場するが、これは逆境(ネガティブな状況)を順境(ポジティブな状況)に変える・・・今風に言えば、ポジティブシンキングのことだ。そう・・・本書は、新渡戸稲造氏が身につけたポジティブシンキング術がいっぱいに詰まった本・・・とも言える。
■アタリマエが書かれていることの凄さ
出版社によれば、本書は1911年に刊行された「修養」と、1916年に刊行された「自警」・・・当時のベストセラーを基に出版社が編纂した本だ、とのこと。
いずれにしても、今から1世紀以上も前に書かれたモノである。当時は日本が軍国主義に突き進んだ時代。今の思想と全く違う世の中・・・というイメージが先行するが、その時に書かれた本が果たして、今の我々の心にどう響くのか、素直に興味がわく。
読んでみてわかったのは、実は書いてある多くが「アタリマエ」であるということだ。「アタリマエ」というと響きが悪いが、誤解しないで欲しい。いい意味で「アタリマエ」ということだ。最近は、メディアが発達したおかげで、それこそ世界中の成功者が語る”生きるヒント”を、日々、目や耳にする。が、実は、そのほとんどは新渡戸氏の指摘と重なっている・・・という印象を持った。
例えば、「一事に通じれば万事に適用できる」という新渡戸氏の体験談は、スティーブ・ジョブズが、カリグラフィーを極めた話にも似ているし、「日本人には、(来年の話をすると鬼が笑うという諺もあるように)個人として長期計画を立てて実行する者は少ないが、そうすべきだ」という指摘は、今やどの自己啓発本にも取り上げられるような話だ。
現代において「アタリマエと感じること」が書かれている・・・ということは、それだけ新渡戸稲造氏の本が本質をついているという証拠でもある。ゆえに、この本の一言一句に、重みを感じ、その全てを自分の中に取り込みたいという気にさせられるのである。
■偉大な先人の知恵を活かす
わたしは小さい頃、親に「とにかく、何か1つでも続けた方がいい」と言われたことがあった。
それがどう心に響いたのかは分からない。が、「きっと、長く生きてきた人(親)の言っていることは正しい。実践してみよう。」・・・そう信じ、他の教科こそあまり勉強しなかったが、たとえば英語の勉強だけは、中学の頃から毎週一時間・・・大学生になっても続けていた。40歳になる今、それは間違いなく正しい行いであったと胸を張って言える。
これは私の親から授かった知恵であり・・・卑近な例だ。が、今、ここに100年前に立派に生きた偉人の知恵について書かれた本がある。それこそ、もっと昔からある孔子の論語の方が素晴らしい。そういう人もいるだろう。確かにそうかもしれないが、我々のような凡人には、新渡戸氏の本くらいが理解しやすくてちょうどいい。
きっと”生きるヒント”の多くが、この本に載っているのではないか。そんな気がしてならないのである。
【人生論という観点での類書】
・書評: 人間の基本(曽野綾子)
・書評: 石橋を叩けば渡れない(西堀栄三郎)
・書評: 40歳からの適応力(羽生善治)
「軍国主義の時代を生きた人にどんな学びを期待できるのか?」
「なぜ著名な経営者がこの本を勧めるのか?」
著者名を見てタイトルよりも先に、そんなことが頭に思い浮かんだ。
逆境を越えてゆく者へ ~爪先立ち明日を考える~
著者: 新渡戸稲造(にとべいなぞう)
出版社: 実業之日本社
※キヤノン電子の酒巻久社長が、日経ビジネス(2012年7月30日号)でオススメの一冊として紹介していた記事を見て、この本の存在を知りました。
■新渡戸稲造流ポジティブシンキング術
新渡戸稲造氏は、1862年(文久二年)生まれ。1933年に71歳で生涯の幕を閉じている。そんな人生の約3分の2を過ごした時点で、過去を振り返り「人間としての生き方はどうあるべきか」について、氏が感ずるところを著した。本書は彼の人生観そのものだ。
ところで、私はお恥ずかしいことに新渡戸稲造氏が何をしてきた人か・・・5000円札に選ばれた人・・・という以外、何も知らない。どんな人だったのかと著者プロフィール欄を見てみると、一言でさらっと伝えるのが困難なほど豊富な経歴の持ち主のようである。無理やり詰め込んで、ようやくA4サイズ1ページにおさまる程のボリュームだ。無茶を承知で、あえて私流にまとめると「当時にしては珍しく国際感覚に秀で、高い教養と豊富な知識、様々な経験を持った人であり、日米外交の修復や青少年の教育に非常に大きな情熱を注いだ人」といった感じだろうか。
さて、そんな氏が書いた本書だが、タイトルは「逆境を越えてゆく者へ」。ここからも想像できるように「逆境を乗り越えてゆくことこそが、人間の成長に欠かせない・・・いや、生きることそのものなんだよ」というストレートなメッセージが伝わってくる。文中、何度も「善用」といった言葉が登場するが、これは逆境(ネガティブな状況)を順境(ポジティブな状況)に変える・・・今風に言えば、ポジティブシンキングのことだ。そう・・・本書は、新渡戸稲造氏が身につけたポジティブシンキング術がいっぱいに詰まった本・・・とも言える。
■アタリマエが書かれていることの凄さ
出版社によれば、本書は1911年に刊行された「修養」と、1916年に刊行された「自警」・・・当時のベストセラーを基に出版社が編纂した本だ、とのこと。
いずれにしても、今から1世紀以上も前に書かれたモノである。当時は日本が軍国主義に突き進んだ時代。今の思想と全く違う世の中・・・というイメージが先行するが、その時に書かれた本が果たして、今の我々の心にどう響くのか、素直に興味がわく。
読んでみてわかったのは、実は書いてある多くが「アタリマエ」であるということだ。「アタリマエ」というと響きが悪いが、誤解しないで欲しい。いい意味で「アタリマエ」ということだ。最近は、メディアが発達したおかげで、それこそ世界中の成功者が語る”生きるヒント”を、日々、目や耳にする。が、実は、そのほとんどは新渡戸氏の指摘と重なっている・・・という印象を持った。
例えば、「一事に通じれば万事に適用できる」という新渡戸氏の体験談は、スティーブ・ジョブズが、カリグラフィーを極めた話にも似ているし、「日本人には、(来年の話をすると鬼が笑うという諺もあるように)個人として長期計画を立てて実行する者は少ないが、そうすべきだ」という指摘は、今やどの自己啓発本にも取り上げられるような話だ。
現代において「アタリマエと感じること」が書かれている・・・ということは、それだけ新渡戸稲造氏の本が本質をついているという証拠でもある。ゆえに、この本の一言一句に、重みを感じ、その全てを自分の中に取り込みたいという気にさせられるのである。
■偉大な先人の知恵を活かす
わたしは小さい頃、親に「とにかく、何か1つでも続けた方がいい」と言われたことがあった。
それがどう心に響いたのかは分からない。が、「きっと、長く生きてきた人(親)の言っていることは正しい。実践してみよう。」・・・そう信じ、他の教科こそあまり勉強しなかったが、たとえば英語の勉強だけは、中学の頃から毎週一時間・・・大学生になっても続けていた。40歳になる今、それは間違いなく正しい行いであったと胸を張って言える。
これは私の親から授かった知恵であり・・・卑近な例だ。が、今、ここに100年前に立派に生きた偉人の知恵について書かれた本がある。それこそ、もっと昔からある孔子の論語の方が素晴らしい。そういう人もいるだろう。確かにそうかもしれないが、我々のような凡人には、新渡戸氏の本くらいが理解しやすくてちょうどいい。
きっと”生きるヒント”の多くが、この本に載っているのではないか。そんな気がしてならないのである。
【人生論という観点での類書】
・書評: 人間の基本(曽野綾子)
・書評: 石橋を叩けば渡れない(西堀栄三郎)
・書評: 40歳からの適応力(羽生善治)
お米のおいしい研ぎ方
TBSラジオ番組”たまむすび”、2012年9月19日(水)放送の「お米のピークを探せ」がタメになった。
番組内で、お米のおいしい炊き方が紹介されていた。今さら何を・・・という方もいるだろうが、わたしには新鮮だった。
以下は、そのときに聞いたポイントだ。
・最近は精米技術が優れているので、お米は”軽く研ぐ”・・・で十分
(白い液体はデンプンだから、なくなるまで研ぐと甘みが飛んでしまうとのこと)
・新米でも古米でも、水の分量は変えなくていい
(古米は水気がないから、水文量を多めに・・・は間違い、だそう)
・米をとぐときに一番理想な水は、そのお米の産地の水
(とにかく水の品質が大事。いずれにしても軟水がいい、そう)
なお、水の分量については私も完全に誤解していた。非常に勉強になった。早速、実践しようと思う。
研ぎ方について、より詳しく知りたい方は、下記、スズノブさんのホームページを見るのがベストだ。
株式会社スズノブのホームページ
http://www.suzunobu.com/index.html
番組内で、お米のおいしい炊き方が紹介されていた。今さら何を・・・という方もいるだろうが、わたしには新鮮だった。
以下は、そのときに聞いたポイントだ。
・最近は精米技術が優れているので、お米は”軽く研ぐ”・・・で十分
(白い液体はデンプンだから、なくなるまで研ぐと甘みが飛んでしまうとのこと)
・新米でも古米でも、水の分量は変えなくていい
(古米は水気がないから、水文量を多めに・・・は間違い、だそう)
・米をとぐときに一番理想な水は、そのお米の産地の水
(とにかく水の品質が大事。いずれにしても軟水がいい、そう)
なお、水の分量については私も完全に誤解していた。非常に勉強になった。早速、実践しようと思う。
研ぎ方について、より詳しく知りたい方は、下記、スズノブさんのホームページを見るのがベストだ。
株式会社スズノブのホームページ
http://www.suzunobu.com/index.html
2012年9月23日日曜日
書評: 日本企業にいま大切なこと
最近、コンサルティング支援をしている企業の担当部長と親しくさせていただいている。
時折、この方から「こんな本を読んだけど、君にどうかな・・・と思って」と、本を紹介いただくことがある。偏見なく、色々な本を読みたい・・・そう思っている自分には願ってもないことだ。今日は、その中からの一冊だ。
■経営の指南書
「著者の一人である遠藤さんとは、以前、仕事で一緒したことあるけど、ときどき過激なこと言うときあるよね。まー、でも的を得たこと言っている人だから・・・。」
これは担当部長の弁。
そんな弁とともに頂戴したこの本は、ビジネス界で著名な二人が、日本・欧米企業の成功体験に基づき、日本企業が、これから世界でどのように戦っていけばいいかを指し示した指南書である。
なお、著者の一人である野中郁次郎氏は、あの有名な・・・日本軍が敗れた原因を客観的・科学的に紐解いた・・・「失敗の本質」を書いた著者の一人だ。個人的には、ややアカデミックな人という印象を持っている。
また、もう一人の著者、遠藤功氏は、これまた戦略に関して豊富な知識と現場経験を持つお方で、数多くの本を出版している。氏の書いた「IT断食のすすめ」という本が私の印象に残っている。
■主張をキャッチボール形式に展開
だから本書最大の特徴は、良くも悪くも、著者二人が、それぞれの観点からキャッチボール形式で話を展開させている点にある。
ただし、意見を対立させて話を昇華させていくディベートというよりは、「そうそう、そのとおり。僕もそう思う。なぜなら・・・」というように、ほぼ同じ主張に対して、二人がそれぞれの根拠を述べ、話を広げていく・・・そんな感じだ。
で、気になる”ほぼ同じ主張”・・・というやつだが、それは本の帯にもあるように「アメリカ型はもはや古い!」ということを指している。
もう少し、噛み砕いて説明すると次のようになる。
「欧米でも、特にリーマン・ショック以後も成功している企業は、株主を第一!に考えてきた企業というよりは、実は人材育成や終身雇用、現場主義など日本企業の良さを体現した企業だ。日本企業は欧米の良さを取り入れようとするあまり、そういった良さまでも打ち消してきてしまった。日本企業は、もっと自分たちの培ってきた経験や知識を信頼し、それらを軸にしつつ、グローバルな戦いに真に必要な部分だけを取り入れていくべきだ」
すなわち、本書は、従来の日本企業が持っていた強み、グローバルにも通用するもの、グローバルに戦っていく上で、欧米企業に見習う点、その理由・・・について、説いているのだ。
■文章全体にぎこちなさも・・・
ところで、先ほどキャッチボール形式とは言ったが、両氏の話が、ところどころ気持よく噛み合って流れているように感じなかった。その理由だが、一つには、やはり別雑誌(VOICE)向けの記事が基になっているせいだろう。そしてもうひとつには、お互い、それぞれの視点で言いたいこと、引用したいことなどが一杯ありすぎたのだろう。話の展開のさせ方に、しばし強引さを感じることもあった。
また、スピード、現場、量より質・・・本書を読んで出ていると当然、色々なキーワードが出てくるのだが、「とてもアタリマエなことだよな」と感じることが少なからずあった。ただ、これについては、私自身が心のどこかで、”魔法のように経営者の悩みを問題を解決してくれるとっても素敵な成功の法則”を求めていたせいだろう。良く考えてみれば、どんな世界でも、成功に求められることは実は非常にシンプルで、アタリマエのことなわけで、私のこの本に対する期待の持ち方が正しくなかったのだろうと納得している。
■一冊でトレンドに追いつけるMBA的な本
繰り返しになるが、両氏の主張は、実際の企業の成功事例をはじめ、ハーバード・ビジネスレビューに載るような世界の権威ある専門家たちの考え方などをベースに展開されている。
つまり、この本を読むメリットは、たった200ページで、日本企業に求められる・・・いや日本企業がとるべき最新の経営戦略のヒントを得ることできるということではないかと思う。それはまるで、短期間のうちに最新のマネジメントスキルや知識を習得できるMBA的なお得感にも通ずる。
多忙を極め、経営戦略に関わる最新本を何冊も読んでられない経営者には、短期間に知識を吸収し、頭を整理するのに、うってつけの本となるだろう。
【関連書籍】
・書評: 大前研一の新しい資本主義の論点
・書評: 大前研一の新しい資本主義の論点
2012年9月15日土曜日
アラフォーならぬ、アラハンドレット
2012年9月10日号の日経ビジネス・・・色々と気になる記事はあったが、何と言っても圧巻は、特集「隠居ベーション」で紹介されていた福井福太郎(ふくいふくたろう)氏。
最近では、アラサー(Around 30)やアラフォー(Around forty)という言葉が当たり前になったが、なんとこの福太郎氏・・・アラハンドレッド(Around 100)??なのである。Around・・・っていうか、ズバリ100歳。 こ・・・これには”福”のついた名前の恩恵もあるのか!?
100歳でありながら、毎日、東京のオフィスに通い、売上金管理事務をこなす現役サラリーマンだそうだ。
スーツを着て改札口の前に立っている氏の写真が掲載されているが、正直、その直立不動に立つ氏の姿に我が目を疑う。今でも一日最低7000歩歩く・・・というのだから、もう脱帽である。
「100歳にいたっても働きつづけていること」が素晴らしいと言いたいのではない。
「100歳にいたっても生気にあふれていること」が素晴らしいと思うのである。
最近では、アラサー(Around 30)やアラフォー(Around forty)という言葉が当たり前になったが、なんとこの福太郎氏・・・アラハンドレッド(Around 100)??なのである。Around・・・っていうか、ズバリ100歳。 こ・・・これには”福”のついた名前の恩恵もあるのか!?
100歳でありながら、毎日、東京のオフィスに通い、売上金管理事務をこなす現役サラリーマンだそうだ。
スーツを着て改札口の前に立っている氏の写真が掲載されているが、正直、その直立不動に立つ氏の姿に我が目を疑う。今でも一日最低7000歩歩く・・・というのだから、もう脱帽である。
「100歳にいたっても働きつづけていること」が素晴らしいと言いたいのではない。
「100歳にいたっても生気にあふれていること」が素晴らしいと思うのである。
書評: 目からウロコのコーチング
「優れたホステスがやっていることとコーチングは同じこと」
著者はそう言い切る。
目からウロコのコーチング ~なぜ、あの人には部下がついてくるのか~
著者: 播磨 早苗
出版社: PHP文庫
テーマを”コーチング”に絞って本を買いあさり・・・書評も、ついに三冊目(もうそろそろ飽きてきた)(-_-;)
■コーチングの本質をビジュアル化
冒頭で述べたように、本書最大の特徴は、コーチングの要点を優れたホステスがやっていることに喩えて事例を紹介している点にある。
なんとなくボンヤリとして掴みどころの無さそうな”コーチング”というテーマに、ホステスの世界観を持ち込むことによって、その本質が一瞬のうちに読者の頭の中にビジュアル化される。
そういった店に行ったことある人でもない人でも、「あぁ、なんとなく聴き上手ってイメージだよなぁ」とか「相手を乗せるのがウマそうだようなぁ」ってな具合に・・・(^_^;)
たとえば、コーチングのプロセスには「成長させたい相手(例:部下など)を”承認”する」という重要な行為がある。ここでいう”承認”とは”褒める”とは違い、「相手の存在(価値)を認めてあげる」というものだ。この行為について、著者は次のように解説する。
『ホステス(Mさん)は自分のお客が来たとき、別の接客をしていて席を離れられない場合にも、必ず、来店したお客にアイコンタクトで「来店を知っているわ。あなたの存在を知っている」と伝えます。お客もMさんを視線で探していますから、視線同士がヒットすれば、お客は「Mさんに来店を認められた(承認された)」と安心します。』(本書P91より引用)
ものごとを学ぶには、その本質を捉えることが一番大事なわけで・・・その意味では、この本は十分にその要件をクリアしている。優れたコーチング指南書だと思う。
■肌身離さず持ち歩きたい本
もう1つ、この本の良い意味での特徴を挙げるとすれば、文庫本サイズである・・・という点だ。
「そんなの中身の話じゃないじゃん!」
とお叱りを受けそうだが、指南書において、本のサイズは大事だと思う。
中身に限って言えば、2週間くらい前に読んだ「この1冊ですべてがわかるコーチングの基本」も非常に優れていた。いや、むしろ事例の数に勝るという点で、わたしにとっては「目からウロコ・・・」よりも、お気に入りの本であると言えるだろう。しかし、如何せん文庫本サイズがない。持ち歩きには難あり・・・なのである。
コーチング技術をしっかりと身につけたいという人ならば、こういった類の本を常に一冊は携行していたいものである。
本を読んだ直後は知識も鮮明に頭に残っているし、気も高揚するが、時間の経過とともにそれらが薄まっていく・・・。だから、常に原点に立ち返ろうとコーチングの本を手にとってぱらぱらと読み返したくなることが少なくない。
地味な話だが、こうした理由から、文庫本サイズというのは魅力なのだ。(電子書籍リーダーのiPadやKindleも、当然小さいし・・・)
■買うべきか、買わざるべきか
さて、本書を買うべきかどうか。
ホステスのいるお店に通ってコーチングを学ぶか・・・、はたまた、この本を買ってコーチングを学ぶか・・・。ちなみに、本書は約500円。
それはあなた次第・・・。
【類書】
・書評: この1冊ですべてわかるコーチングの基本
・書評: 子どもの心のコーチング
著者はそう言い切る。
目からウロコのコーチング ~なぜ、あの人には部下がついてくるのか~
著者: 播磨 早苗
出版社: PHP文庫
テーマを”コーチング”に絞って本を買いあさり・・・書評も、ついに三冊目(もうそろそろ飽きてきた)(-_-;)
■コーチングの本質をビジュアル化
冒頭で述べたように、本書最大の特徴は、コーチングの要点を優れたホステスがやっていることに喩えて事例を紹介している点にある。
なんとなくボンヤリとして掴みどころの無さそうな”コーチング”というテーマに、ホステスの世界観を持ち込むことによって、その本質が一瞬のうちに読者の頭の中にビジュアル化される。
そういった店に行ったことある人でもない人でも、「あぁ、なんとなく聴き上手ってイメージだよなぁ」とか「相手を乗せるのがウマそうだようなぁ」ってな具合に・・・(^_^;)
たとえば、コーチングのプロセスには「成長させたい相手(例:部下など)を”承認”する」という重要な行為がある。ここでいう”承認”とは”褒める”とは違い、「相手の存在(価値)を認めてあげる」というものだ。この行為について、著者は次のように解説する。
『ホステス(Mさん)は自分のお客が来たとき、別の接客をしていて席を離れられない場合にも、必ず、来店したお客にアイコンタクトで「来店を知っているわ。あなたの存在を知っている」と伝えます。お客もMさんを視線で探していますから、視線同士がヒットすれば、お客は「Mさんに来店を認められた(承認された)」と安心します。』(本書P91より引用)
ものごとを学ぶには、その本質を捉えることが一番大事なわけで・・・その意味では、この本は十分にその要件をクリアしている。優れたコーチング指南書だと思う。
■肌身離さず持ち歩きたい本
もう1つ、この本の良い意味での特徴を挙げるとすれば、文庫本サイズである・・・という点だ。
「そんなの中身の話じゃないじゃん!」
とお叱りを受けそうだが、指南書において、本のサイズは大事だと思う。
中身に限って言えば、2週間くらい前に読んだ「この1冊ですべてがわかるコーチングの基本」も非常に優れていた。いや、むしろ事例の数に勝るという点で、わたしにとっては「目からウロコ・・・」よりも、お気に入りの本であると言えるだろう。しかし、如何せん文庫本サイズがない。持ち歩きには難あり・・・なのである。
コーチング技術をしっかりと身につけたいという人ならば、こういった類の本を常に一冊は携行していたいものである。
本を読んだ直後は知識も鮮明に頭に残っているし、気も高揚するが、時間の経過とともにそれらが薄まっていく・・・。だから、常に原点に立ち返ろうとコーチングの本を手にとってぱらぱらと読み返したくなることが少なくない。
地味な話だが、こうした理由から、文庫本サイズというのは魅力なのだ。(電子書籍リーダーのiPadやKindleも、当然小さいし・・・)
■買うべきか、買わざるべきか
さて、本書を買うべきかどうか。
ホステスのいるお店に通ってコーチングを学ぶか・・・、はたまた、この本を買ってコーチングを学ぶか・・・。ちなみに、本書は約500円。
それはあなた次第・・・。
2012年9月3日月曜日
書評: 清須会議
「”清須会議”という本を出しまして・・・」
J-Waveのラジオ番組(23:45~0:00)Making Senseで、三谷幸喜氏が自身の本の紹介をしていた。
日本の歴史を左右したといっても過言ではない一大会議・・・清須会議(きよすかいぎ)の場面を、今風の会話言葉で表現したとしたら・・・そして、そこに三谷幸喜風の味付けをしたとしたら・・・どうなるか?・・・そんなタラレバを実現させたのがこの本だ。
清須会議
著者: 三谷幸喜
出版社: 幻冬舎
発行日: 2012年6月27日
ちなみに、清須会議とは1582年7月16日に清須城で開かれた会議だ。織田信長が本能寺で自害し、そのきっかけをつくった明智光秀は秀吉に打たれた。この直後、織田家の跡継ぎ問題及び領地再分配を決めるために開かれた会議である。
■三谷幸喜風味が史実に見事にブレンド
現代語風にアレンジされた歴史小説であるにも関わらず、意外にも、違和感なく小説の世界に入り込めた。
それでいて、強い個性を放つ登場人物の人間性がページいっぱいに広がる。余計な情景描写をなくし、現代語を使い、登場人物一人一人にスポットライトを当てる・・・三谷幸喜氏の上手さなのだろうが、これにより当時の登場人物の心境が、テレビドラマを見ているかのように手に取るように伝わってくる。
実際、改めて、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)の傑出した人心掌握力を実感したし、柴田勝家の無骨さ・・・というか不器用さも、「あー、今の世の中にもこんな人、いるいる・・・」といった親しみ感を覚えた。
加えて、史実に忠実でありつつも、三谷幸喜氏特有のコミカルさは欠かさない。たとえば、次は冒頭、織田信長が本能寺の変で火に取り囲まれた場面の一節だ。
『熱いな。だいぶ熱くなってきた。それにしても、まさかこんなカタチで死を迎えるとは。だって昨日の夜まではごく普通の一日だったんだ・・・(中略)・・・俺の周囲を囲んでいる紅蓮の炎は、やがて俺の体を焼きつくすであろう。せっかくなんで、ちょっとかっこよく言ってみたよ。・・・』(本書より)
■期待すべきは”斬新さ”にあらず
ただし、三谷氏の映画にいつも見られる”斬新さ”・・・これを期待しすぎて読むと裏切られるかもしれない。
これはある意味、仕方のないことだ。どこまで言っても、所詮、史実からはみ出すことはできないので、これまでの映画のような「先がどうなるんだろう・・・」といったワクワク感を作り出すには限界があるからだ。
■本書を読む3つのメリット
まとめると、この本を読むメリットは3つある。
1つには、三谷節の心地いい小説のお陰で、いいリラックスできるという点。
2つには、日本史の一大イベントを、頭に刻みつけることができるという点。
3つには、昔も今も変わらない人間の本質とは何か、を学ぶことができるという点。
とりわけ2点目だが、歴史も捉え方1つで、こうも興味の強さが変わるなんて・・・と思う。「ハーバード白熱日本史教室」もそうだったし、「学校では教えてくれない日本史の授業」もそうだったが、見方1つ変えるだけで、興味の持ち方が全然変わってくる。興味が強くなれば、記憶への残り方も断然違ってくる。
クライアントを教えるコンサルタントとして、部下を育てる上司として、子を育てる親として・・・こうしたものにヒントを得たい。
【歴史を面白く学べるという観点での類書】
・書評: ハーバード白熱日本史教室
・書評: 学校では教えてくれない日本史の授業
J-Waveのラジオ番組(23:45~0:00)Making Senseで、三谷幸喜氏が自身の本の紹介をしていた。
日本の歴史を左右したといっても過言ではない一大会議・・・清須会議(きよすかいぎ)の場面を、今風の会話言葉で表現したとしたら・・・そして、そこに三谷幸喜風の味付けをしたとしたら・・・どうなるか?・・・そんなタラレバを実現させたのがこの本だ。
清須会議
著者: 三谷幸喜
出版社: 幻冬舎
発行日: 2012年6月27日
ちなみに、清須会議とは1582年7月16日に清須城で開かれた会議だ。織田信長が本能寺で自害し、そのきっかけをつくった明智光秀は秀吉に打たれた。この直後、織田家の跡継ぎ問題及び領地再分配を決めるために開かれた会議である。
■三谷幸喜風味が史実に見事にブレンド
現代語風にアレンジされた歴史小説であるにも関わらず、意外にも、違和感なく小説の世界に入り込めた。
それでいて、強い個性を放つ登場人物の人間性がページいっぱいに広がる。余計な情景描写をなくし、現代語を使い、登場人物一人一人にスポットライトを当てる・・・三谷幸喜氏の上手さなのだろうが、これにより当時の登場人物の心境が、テレビドラマを見ているかのように手に取るように伝わってくる。
実際、改めて、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)の傑出した人心掌握力を実感したし、柴田勝家の無骨さ・・・というか不器用さも、「あー、今の世の中にもこんな人、いるいる・・・」といった親しみ感を覚えた。
加えて、史実に忠実でありつつも、三谷幸喜氏特有のコミカルさは欠かさない。たとえば、次は冒頭、織田信長が本能寺の変で火に取り囲まれた場面の一節だ。
『熱いな。だいぶ熱くなってきた。それにしても、まさかこんなカタチで死を迎えるとは。だって昨日の夜まではごく普通の一日だったんだ・・・(中略)・・・俺の周囲を囲んでいる紅蓮の炎は、やがて俺の体を焼きつくすであろう。せっかくなんで、ちょっとかっこよく言ってみたよ。・・・』(本書より)
■期待すべきは”斬新さ”にあらず
ただし、三谷氏の映画にいつも見られる”斬新さ”・・・これを期待しすぎて読むと裏切られるかもしれない。
これはある意味、仕方のないことだ。どこまで言っても、所詮、史実からはみ出すことはできないので、これまでの映画のような「先がどうなるんだろう・・・」といったワクワク感を作り出すには限界があるからだ。
■本書を読む3つのメリット
まとめると、この本を読むメリットは3つある。
1つには、三谷節の心地いい小説のお陰で、いいリラックスできるという点。
2つには、日本史の一大イベントを、頭に刻みつけることができるという点。
3つには、昔も今も変わらない人間の本質とは何か、を学ぶことができるという点。
とりわけ2点目だが、歴史も捉え方1つで、こうも興味の強さが変わるなんて・・・と思う。「ハーバード白熱日本史教室」もそうだったし、「学校では教えてくれない日本史の授業」もそうだったが、見方1つ変えるだけで、興味の持ち方が全然変わってくる。興味が強くなれば、記憶への残り方も断然違ってくる。
クライアントを教えるコンサルタントとして、部下を育てる上司として、子を育てる親として・・・こうしたものにヒントを得たい。
【歴史を面白く学べるという観点での類書】
・書評: ハーバード白熱日本史教室
・書評: 学校では教えてくれない日本史の授業
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