2011年4月11日月曜日

日経ビジネス「広がる波紋」


4月4日号のタイトルは「広がる波紋」。当然のことながら、震災に絡んだ記事が多いが、もちろん、それ以外のものもある。この号で特に個人的に面白く読めたのはのは、「三菱重工」の”誤算の研究”という記事。

三菱重工が、新日本製鉄や日立製作所など競合に比べ、いかに成長しておらず、また、社内で立てた計画がどれだけ未達を繰り返しているのか、そして、こういった問題に対してどのように立ち向かおうとしているのかが、具体的に紹介されている。

三菱重工といえば、競争力のある素晴らしい会社というイメージがある。国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)はなかなかのものだし、とにかく他社が簡単に入ってこれない参入障壁の高いエリアで、その強さを満喫している企業だと思っていた(単なる私の勉強不足の部分もあるが・・・)。

記事を見ると、どうもそんなことはないらしい。

事業計画は毎年未達の嵐、財務はどんぶり勘定、成長は長年停滞、行う事業は失敗続き・・・それでも、売り上げが急降下していないだけすごいと思うが、さすがに、「うわっ、この会社はすごい!これからどんどん伸びるぞ!」と思えるような会社には見えない。(左図は、三菱重工のHPから持ってきた「三菱重工の受注高・売上高」)

もちろん、手遅れになる前になんとか大ナタをふるおうとしている姿勢があるからこそ、日経ビジネスのインタビューにも応じてくれたのだろう。どう立ち向かっていくか、この組織の向こう2~3年の動向を注目したい。

中には、三菱重工のように大企業病にかかりながら、まったく危機感を持っていない組織もあるだろう。今後、ますます「大企業だからつぶれない・・・」なんていう論理は通用しなくなる。

0 件のコメント:

書評: 3 行で撃つ <善く、生きる>ための文章塾

  「文章がうまくなりたけりゃ、常套句を使うのをやめろ」 どこかで聞いたようなフレーズ。自分のメモ帳をパラパラとめくる。あったあった。約一年前にニューズ・ウィークで読んだ「元CIAスパイに学ぶ最高のライティング技法※1」。そこに掲載されていた「うまい文章のシンプルな原則」という記...